セントジョージ
2013 / 03 / 27 ( Wed )
前回ギリシャ神話の海馬ヒッポカムポスの事を書きましたが、もう一つ、ヨーロッパなどで良く見る馬のモチーフがあります。ヒッポカムポスよりも頻繁に見かけるモチーフがこれ。

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騎士が馬に乗ってドラゴンを退治しています。これ、多分、聖ゲオルギオス。乗馬をなさる方にはセントジョージの方が耳なじみが良いかと思います。

この聖ゲオルギオスがどんな人だったかといいますと、古代末期のキリスト教の聖人で殉教者。ドラゴン退治の伝説が有名な方です。

カッパドキアの凶悪な竜が人々に羊の生贄を要求しました。羊を全て食べつくすと、人間の生贄を要求し、生贄を選ぶくじ引きで王様の娘があたってしまいました。そこへ通りかかった聖ゲオルギオスが馬に乗って竜を見事退治し、人々はキリスト教徒になったという話です。

人々が進んでキリスト教徒になったという説と、キリスト教徒になると約束したら竜にとどめを刺すと言われてキリスト教徒になったという説があります。(脅迫ですか(笑))

その後、聖ゲオルギオスは異教徒に捕らえられ、殉教者となっております。

ウィキペディア ゲオルギオス (聖人) ←詳しくはこちらのリンクからどうぞ

聖ゲオルギオスはイングランドの守護聖人になっております。上の黄金色のレリーフはバッキンガム宮殿の正門の紋章の一番下の部分です。

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レリーフや絵画、紋章や銅像など、ヨーロッパの街中や美術館でしばしば見かけるモチーフです。

乗馬、特に馬場馬術をなさる方にはおなじみの名前ですね。セントジョージ。馬場馬術の競技種目ともうしますか、クラスと申しますか、セントジョージ賞典馬場馬術という課目があります。

何故セントジョージが馬場馬術の名前になっているのか、ずっと疑問に思って調べているのですが、はっきりした答えがありません。特別に馬術の守護聖人というわけではないようです。単純に、聖ゲオルギオスが騎士聖人であり、騎士の憧れであったという事から馬術のシンボルとなり、競技にセントジョージの名を冠したのでしょうか。

馬場馬術の他の課目は数字だったり、インターメディエイトとかグランプリとか割とそっけない名前なのに、何故この課目だけ聖人の名を冠したのか謎???なのであります。どなたか理由を知っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら教えてください。

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単純にデザインとしては中世の甲冑にたくましい馬、足元にひれ伏すドラゴンとドラゴンを抑えつけた槍など、クラッシックで装飾的な要素が満載です。馬術に携わる方の守護聖人として身につけるのにも良いかと思います。

ヨーロッパにご旅行に行く時は、美術館や王宮などでこのモチーフを探してみてください。

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